かぞくの病気

犬アレルギー!?犬を飼う夢を諦めた私の経緯とその後。

犬

 

私は犬アレルギーです。犬が大好きなのに犬アレルギーでした。

 

犬が大好きで大好きでたまらなかった私の、犬アレルギーと発覚するまで発覚した後どうやって犬を飼う夢を諦めたのか?という点を書いていきたいと思います。

 

犬を飼いたいという夢

 

犬

 

 

「大きくなったら犬を飼う。」そう決めたのは、幼稚園に通っていたくらいの頃でした。犬の種類がたくさん載っている犬図鑑を図書館で定期的に借りてはいつも眺めていました。

 

実家の近所ではダルメシアンやダックスフント、雑種にヨークシャテリア、たくさんの種類の犬たちが飼われていました。犬に関する知識だけがどんどん増えていき、犬に対する愛情が爆発寸前になった小学4年生のとき、ついに私の実家でも犬を飼うことになったのです。

 

夢が叶った?

 

 

「この子にしよう」私の実家に迎え入れることになった犬は、母が一目惚れしたゴールデンレトリバーの子犬でした。犬を飼うことになって、嬉しくてたまりませんでした。だけど、心の中ではジャックラッセルテリアが良かったなぁ思っていたのです。

 

犬を飼う夢は叶ったけれど、自分の中で飼いたい犬種が決まっていたので、「大きくなったらジャックラッセルテリアを絶対飼う!」という新たな決意を胸に抱いたのでした。

 

ひどくなるアトピーと喘息

 

アレルギー

 

 

元々アトピーだった私は、実家で犬を飼い始めてからますますアトピーがひどくなりました。同時に喘息も悪化し、高校生になってからは愛犬と接触することすらできなくなっていました。家にいる間は体がかゆい、息が苦しい。しかし、家をでて1時間もすれば、かゆみもおさまり呼吸も楽になりました。

 

学校からの帰宅時は念のためマスクを着用。玄関に入ると愛犬が寄ってくるので頭を軽く撫でてあげるだけ。少しでも触ったらすぐに手洗い。犬に触れるとすぐに触れた場所に蕁麻疹が出てしまう状況でした。

 

アトピーと喘息の治療はしていなかった

 

そんな毎日を過ごしていたのに、私は病院に行くことはありませんでした。当時は犬アレルギーなんてものがこの世に存在すると思わなかったし、それ以前に病院に行くという習慣がなかったのです。

 

今となっては「なんで病院に連れて行かなかったのか」と親に訴えたくなりますが、この時は喘息も病気とは認識しておらず、毎日本当に本当に苦しい思いをしていました。

 

私のこうした症状は、犬アレルギーだけが原因ではなく、実家のハウスダストも大きく影響していたと今では確信しています。

 

主人との出会いがアレルギー検査につながった

 

桜

 

18の頃に実家を出て、今の主人と同棲を始めました。二十歳を超えたとき、犬を飼いたい旨を主人に伝えてみたんです。すると主人は「まずはアレルギー検査をしたほうがいい」と言いました。実家での私の様子を知っていたのでそう言わざる得なかったんだと思います。

 

「もし犬アレルギーだったらどうしよう。」不安を抱えながら、大きい病院へ行きました。初めての血液検査。

「犬アレルギーじゃありませんように。ただのハウスダストアレルギーでありますように。」ドキドキしながら結果が出るのを待ちました。

 

ついに犬アレルギー発覚

 

 

血液検査の結果、たくさんの項目があった中で犬のアレルギー反応グラフはずば抜けて長く伸びていました。ハウスダストはさらにさらに長く伸びていました。・・・あとはスギ花粉が少し。

 

結果を見た帰り道、泣きながら歩いたのが懐かしいです。この世の終わりかってくら泣きました。1日泣き腫らし、「犬を飼っても実家にいた時のようになる。それじゃあ犬が可哀想だ」自分に言い聞かせる日々が続きました。

 

犬を飼う夢を諦めたきっかけは主人の一言

 

 

 

犬に対する想いをなかなか捨てられない私を見た主人が言ったんです。

 

ネコも可愛いから見てみて。

 

その言葉に衝撃を受けました。ネコを飼うという発想なんてなかったからです。「ネコか~・・・」と思いつつ、主人の休みの日にペットショップへ行き、店頭に並ぶネコを初めて見ました。今までは犬しか見ていなかったので気づかなかったのですが、たくさんの種類のネコたちを見て、初めてネコを可愛いと思いました。

 

犬を飼いたいという夢の行方

 

空の下を歩く親子

 

 

主人の一言をきっかけに、ネコについて調べるようになりました。ネコを可愛いと思う気持ちも日に日に増していき、長い間抱き続けた犬を飼いたいという思いは、気づけばネコを飼いたいという思いに変化していました。自分の知らなかった世界でも、きちんと目を向ければ意外とハマってしまうこともあるのだと知らされることに。

 

ちなみにアレルギー検査にはネコの欄もありましたが、ネコに対するアレルギー反応は見られませんでした。

 

ペットを飼う前に

 

手

 

ペットを飼うということは、ペットも家族になるということ。家族になってから、アレルギーだから・しつけられないから・引っ越しに連れていけないからなどの自分勝手な理由で、一度受け入れたペットを手放すなんて考えは決して許されることではありません。

 

お金さえあれば簡単にペットを飼うことができます。しかし、飼い続けるにはお金だけでなく、時間や労力、なにより愛情が必要不可欠だということを忘れてはいけません。

 

まずは命の重みをしっかりと理解することから始めるべきでしょう。ペットを飼うことを決める前に、20年そのペットと一緒に暮らしていけるか、しっかりと考える時間が必要です。

 

人間も動物ものびのび楽しく暮らしていける、そしてペットが病気になったとしても、必ず最後までお世話をして守ってあげるという決意を持ってからペットを飼う決断をするべきです。

 

まとめ

 

 

 

犬を飼う夢を犬アレルギーの為に諦めることになった私でしたが、それをきっかけに猫という存在に注目することになりました。

 

猫についてなにも知らなかっただけに、本やネットでたくさん猫について調べました。結果、猫に関する知識が増えて、ペットと20年ともに暮らしていけるか深く考え、そしてうちのネコを飼う決断をしました。

 

犬アレルギーの検査結果がでた時は、本当に本当にショックでたまりませんでした。だけど、こうして今我が家にいるうちのネコに出会うことができたので、今ではこれが運命だったんだなぁと笑って話せています。

 

この件以来、他のことに目を向けると違った世界が見られることもある。ということを常に頭の片隅に置いておくようになったのが犬アレルギーを知った後の大きな収穫かもしれません。