“おやしらず”と打つと親不知と出てきますが、この”親不知”とは新潟県糸魚川市にある崖が連なった地帯のことのようです。私たちの奥歯の後ろに生えてくる歯は正しくは“親知らず”ですね。
その親知らず。数年前に歯医者さんでみてもらったときに「綺麗に生えているから抜かなくても大丈夫」と言われました。なので親知らずはそのまま放置することにしたのですが、今回その放置した親知らずが原因でちょっとした不具合が発生してしまいました。
親知らずの放置によって起こった不具合
5月3日からなんとなく親知らずが痛む気がしていました。「あぁまた伸びてきたんだなぁ」といつものことだと思っていたのですが、次の日にはこんなことになりました。
親知らず付近が痛い
親知らずの痛みが今までよりずっと強い。もしかして虫歯?とも考えたのですが、親知らずというより親知らず付近の歯茎が痛いような。「イ」の口をしてみると痛んでいる親知らず付近のなにかが当たっているのがわかりました。1日中痛みを感じる状態でした。
口が開かない
親知らず付近の痛みに気付いた次の日、口が指1本分しか開かなくなりました。こじ開けようとするとピキッとした痛みが走り、「これ以上無理やり開けるとキケンだ」と察知しました。口が開かなくなってから4日が経ちましたが現在も1センチしか開きません。
から揚げなのの大きいものはもってのほか、米を食べるのも難しくポロポロ落ちてしまいます。固いものは激痛なので食べられません。うどんやラーメンなどのやわらかくて口を開かなくても食べやすいものがベスト。普通の食事は口に入れるのにも噛むのにも時間がかかるので、結構疲れてしまいます。
唾をのみこむだけで喉と耳が痛い
冷たいせいか水を飲むと激痛が走るのですが、唾を飲むだけでも同様に辛いです。そのせいで水分補給も億劫になってしまいました。
親知らずの放置で起こり得ることって?
親知らずが手前の歯を圧迫して全体的に歯並びが悪くなったり、親知らずの磨き残しが原因で口臭が強くなったりすることもあるようです。今回の私のように親知らず自体は綺麗に生えていても、親知らずにバイキンが入って炎症を起こしてしまうことも。炎症を起こすと、上に書いたように口が開かなくなったり痛みが続いたりするようです。
親知らずを抜くのは炎症が治ってから!
あまりに痛むので親知らずを抜こうと歯医者を訪れたのですが、炎症があるうちは親知らずを抜くことはできないとのことでした。まぁたしかに口も指1本分しか開かないしね。その日はレントゲンを撮って現状の説明をしていただき、抗生物質のオゼックスと消炎剤のロキソニンを処方してもらって帰宅しました。
口が開かないので食事の他に歯磨きが難しいのですが、水を口にふくんでブクブクッと強い水圧で汚れを流すと良いそうです。頻繁に口内うがいをして常に清潔を保つように心がけています。炎症が治まったら、すぐに親知らずを抜歯しにいきたいと思います。
親知らずを甘く見ることなかれ
痛みがないこと・口が開くことがどれだけ幸せなことか実感しました。から揚げ食べたい!うま塩ホルモン揚げ食べたい!!親知らずを放置している方は、親知らず付近の痛みに気付いたら、すぐに歯医者さんにみてもらうことを強くおススメします!