出産

里帰り出産で育児ノイローゼになった話!原因と対策を徹底的にまとめてみた

 

こんにちは、かねまるです。
8歳と5歳の男の子の母、アラサーです。

今回、私が体験した育児ノイローゼについて書いていきたいと思います。

というのも、長男を産んだ直後から始まり、新生児育児が本当に本当に辛くてたまらない毎日だったんですよ。

今でこそわかる、育児ノイローゼになった原因。
また、どんな症状だったのかも合わせて書いていくので良かったら参考にしてみてくださいね。

育児ノイローゼと向き合ってわかった3つの原因

痛みを乗り越えた出産&産婦人科での入院期間を終え、ようやく夢だった赤ちゃんとの生活が始まりました。
私は里帰り出産だったので、産後1ヵ月間は実家での生活。

実家に居たなら楽できたんじゃ?と思う方が大半だと思いますが、実際はそれこそが当時の私にとって悪夢の始まりだったんです。
↑お世話になっといてめっちゃ失礼(^_^;)

はい。
私はその時すでに育児ノイローゼになる原因1つ目に直面していたんです。
“幸せ”と一緒で、“育児ノイローゼ”も後になってから気づくもの・・・

育児ノイローゼとは?
出産や育児で、母親が精神的に不安定な状態になること。

 

初めての新生児育児で不安な毎日。
今だからこそわかる育児ノイローゼになった原因を大きく3つに分けて書いていきたいと思います。

母乳で育てなきゃいけないというプレッシャー

手

初めての子どもだったので、最初は母乳かミルクがなんて全く考えていませんでした。

かねまる
かねまる
なんとなく母乳かな~って感じで。

たまたま実家の近くの産婦人科がフリースタイル出産が魅力的な産婦人科だったので、迷わずそこで産むことを決意。
後になってから気づくのですが、その産婦人科が“母乳育児推奨病院”だったんです。

最初に母乳育児をしたいか、混合(母乳+ミルク)でいきたいのか、ミルクでいくか、という選択肢がありました。
私は「母乳がでるなら、ミルク買うお金がもったいないしなぁ。」という単純な気持ちで「母乳育児」と紙に書いたのですが…。

かなりのスパルタ指導が待っていた!

出産後は、休む間もなく眠れない毎日と母乳育児のスタート。

何時であっても、2時間に1回は授乳室へいき30分以上授乳。
赤ちゃんを片手で抱っこすることにも、オムツの交換にも、なにもかも慣れていない状態。

当時の私は授乳すること(赤ちゃんにうまく咥えさせること)がとてつもなく難しく、1時間近く授乳しても10グラム飲んでいるか飲んでないかという状態が続きました。

授乳中の赤ちゃんの抱き方も、飲ませ方も、「違う、こう!」と毎回強く指導されました。

自分では一生懸命やっていたつもりでしたが、赤ちゃんの体重はみるみる減っていく一方

そんな状況を心配してくださった助産師さんの、「ごはん残さず食べてる?たくさん食べないと母乳でないよ!」というアドバイスすら苦痛&プレッシャーに感じていました。

1日3食&夜中のおにぎりの時間がとてつもなく憂鬱。
辛くて辛くてたまらない。

「食欲ないけど、残したらまた何か言われる。」「食べなきゃ母乳でない」
そんな思いで必至で食べました。

どうしても食べられない時は見舞いに来てくれた母や主人に「お願いだから食べて!!」と本気で頼み込んでいたほど必死でした。

それでも増えない体重

赤ちゃんの体重は入院期間中みるみる減っていきました。

退院2日前になりようやくほんの少しずつでしたが増えていき、なんとか入院6日目で退院できることに。

「ようやくスパルタ指導から解放される…」

しかしホッとしたのも束の間。

退院して2日の病院での赤ちゃんの体重測定で、「また体重減ってる」ということで再入院することに。
赤ちゃんの健康が不安で不安で仕方ありませんでした。

でも、「もうちょっと頑張ってみて」という看護師さんの言葉で「ミルクを足す」という発想に至らず、私にはもう「母乳でやらなきゃいけない」という気持ちしかありませんでいた。

かねまる
かねまる
あまりにも母乳を推されるので、「ミルクはいけないもの」という考えすら芽生え始めていたほど。

再入院をした日に赤ちゃんの体重が少しだけ増えたことで次の日に退院。
そこからは1日おきに通院という日々が始まることに。

家では食べたくなくても母乳の為にご飯をたくさん食べ、夜中は餅を2個以上食べていました。

ベビースケールをレンタルしたことが裏目に!

それでも「ちゃんと母乳が出ているか」「赤ちゃんの体重が増えているか」が授乳のたびに気になって仕方がなくなり、ベビースケールをレンタルしました。

2時間に1回の授乳。

夜中であっても授乳をする前と後は赤ちゃんをオムツ1枚にして体重を量り、何グラム飲んだか毎回(2時間に1回)ノートに記録し続けました。

増えていなかったらまた授乳。
退院してからの1ヵ月は毎日続けました。

今思えばベビースケールのレンタルが徹底的にメンタルを追い詰めたと思います。

真冬に2時間に1回赤ちゃんを裸にして、飲む前&飲んだ後で体重を計って…もちろん赤ちゃんは寝ている時にそんなことをされるので大泣き。

大泣きで体重を計っていたわけです。赤ちゃんが可哀想すぎますよね。
今ならその異常さがわかるんですが、当時は本当におかしかったと思います。

病院でやっていた通りにしなくちゃいけないと思い込んでいました。

ちなみに、1ヶ月のレンタルだったのでベビースケールを使用していた期間は1ヶ月だけでした。

眠らない赤ちゃん

赤ちゃんの横顔

うちの長男は、ずっと起きている赤ちゃんでした。

かねまる
かねまる
2時間に1回無理やり授乳させられたり裸にされて体重計られたらそりゃそうなりますよね。

「泣いたら絶対にすぐに抱っこ!」という助産師さんにいつも言われていたので、泣いたらひたすら抱っこ!!

気づけば抱っこしないと泣く抱っこしていないと寝ない状態になっていました。

なので私は毎日抱っこしたまま座って眠るというスタイルに。

たまにどうしても横になりたくなって、赤ちゃんを布団に降ろすと「ギャーーーー!!」と泣く。
1度泣くと泣き止まなくなり、泣き止ますために赤ちゃんを抱っこして部屋の中をうろうろ。
赤ちゃんが寝るまで2時間~4時間くらい歩き続けるはめになるので、終いには布団に降ろそうという気持ちも湧かなくなり、抱っこしながら寝るという方法しかなくなってしまいました。

抱っこして座って眠れるのもラッキーな時で30分~40分くらい。
揺らすのをやめると泣くレベルだったので、ほとんどは5分以内には泣いて起きていました。

「たとえ赤ちゃんが寝ていても、しっかり起こして2時間に1回授乳しましょう。」という産婦人科の教えを守り、夜中も寝ている赤ちゃんを起して授乳していました。

布団に降ろしても眠り続けてくれることなんて稀なのに、そんな時ですら2時間経てば抱っこしてしっかり起こして授乳。

1日中「眠りたい」ということしか頭にはなく、友人や親せきがお祝いで訪ねてきてくれても、「この時間に眠れたらどんなに幸せだろうか」という気持ちしかありませんでした。

なんなら頼むから早く帰ってと願っていましたね。
そんな性格じゃないのに、もうヘトヘトで、辛くて辛くて、本当に1日1日が長くしんどく、ありがたみとか感じられるような余裕もなかったんですよ。

実家に里帰りしてるなら、親に子ども預けて寝れたらいいのに!って思いませんか?
実は、私が育児ノイローゼになった原因に、実家も関係あったんです。

実家に甘えることができなかった

落ち込む女性

犬アレルギーの記事にちょこっと出てきたように、うちの親は放任主義といいますか、ちょっと?だいぶ?かなり??変わっています。

私の父親に関しては、ほんの1分でも赤ちゃんを見ていてもらうことを躊躇しました。
というか結局1度も頼めませんでした。

母親には、「産後はケータイは電話をする時以外触ってはいけない」「テレビを観てはいけない」「静かな場所にいなければいけない」と言われていたので、学生時代に使っていた2階にある部屋に赤ちゃんと2人で1日中こもっていました。

テレビもあったけど1度だって観なかったし、ケータイでネットを見るのが大好きだったのにそれもしませんでした。

シーンとした部屋で1日中赤ちゃんの泣き声だけを聞き、赤ちゃんの体重を記録し、1日の赤ちゃんの様子を日記に書いたりカメラにおさめたりしていました。

「ごはんだよ」という言葉がどれほど待ち遠しかったか。

かねまる
かねまる
ごはんとトイレの時だけ部屋から出ていました。

そんな毎日だったので、トイレにいきたくても行けませんでしたし、お風呂に入りたくても入れませんでした。

こんな風に書くと「親にいじわるされてたの?」と誤解されそうですが、そうではありません。

私の両親はさっきも言ったように放任主義。
自分から言わない限り気づいてもらえなくて当然だったんです。

トイレには、ごはんを食べたあとにダッシュで行ったり、お風呂は数日に1度は「入りたい」と言うことができました。

私がお風呂に入ると母に赤ちゃんを見ていてもらう時間が20分ほどになるので、申し訳なくて「毎日入りたい」とは言えませんでした。

ちなみにこの時も実家に犬はいましたが、飲み薬と吸入器を使用してアレルギーや喘息に対応していました。




里帰り出産を終えてからの大きすぎる変化

晴れ

産後の1か月検診を終えお世話になった実家を後に。

母乳育児推奨の産婦人科からも、実家からも解放される。
正直嬉しくてたまりませんでした。

今はお世話になったことに対して感謝しかありません!!お母さん&お父さん、当時そんな風に思っててごめんなさい。泣

ベビースケールのレンタルが終わったことと、これからは料理を自分で作らなければならないという不安はありましたが、「やっと自宅に戻れる!」という喜びでいっぱいになったのを覚えています。

大好きな飼い猫に会え、主人と赤ちゃんが毎日一緒に過ごすことが出来る。
自宅に戻ってからの私は、確実に毎日楽しく育児に励むことができていました。

※里帰り中はとんぼ帰りでしたが週1回会いに来てくれていました。

自宅に戻ってから、産後ノイローゼになっていた期間の毎日がどんなに辛く孤独だったか痛感。

実家にいる時、明るい時間はまだマシでしたが、夜になると真っ暗な中で泣き止まない赤ちゃんを抱っこして部屋中を歩き回らなければならない恐怖。
夕方の時間になるとこわくてこわくて仕方がありませんでした。

かねまる
かねまる
夕方からは赤ちゃんの為に電気をつけてはいけないと思っていて、豆電球で過ごしていたんです。

自宅に戻ってからも赤ちゃんは相変わらず抱っこでしか寝てくれませんでした。
だからといって主人に「寝たいから」といって赤ちゃんを見ていてもらうことはありませんでした。

主人に赤ちゃんを見ていてもらったのは、私がお風呂に入っている時間だけだったと思います。
しっかり眠れない日が何か月続いても、私は毎日楽しかったし幸せでした。

赤ちゃんや飼い猫が可愛いかったからっていうのはもちろんですが、1番大きかったのはテレビを見られるようになったからです。
どんなに赤ちゃんが泣いても、辛い時はビデオなどで大好きな映画のワンシーンを繰り返し観ながらあやすと辛さも吹っ飛びました。

私のストレス発散方法はテレビを観ることだったんです。
新生児育児というか、育児においてストレス発散がどんなに大切なことか実感しました。

早々に里帰りをやめていればと今でこそ思いますが、産後1か月間は出産した病院で頻繁に検診があったので難しかったと思います…し、当時の私は「こうしなきゃ」という思いしかなかったので(;^ω^)




育児ノイローゼにならないために

緑

当時の私に言うことができるなら、「のほほ~んとしなさい」と言いたいですね。

普段の私なら、母親に「トイレに行きたい!」とか、「お風呂に入りたい!」とか平気で言えるんですよ?

育児ノイローゼで精神的に不安定だったからすべてのことに神経質になり、普段なら言えることでも言えなくなってしまっていたわけです。

「こうしなきゃいけない!」「こうしたらダメだ!」と、何をするにも力が入りすぎていたんですね。
初めての育児でわからないことだらけだったので身構えてしまうのは仕方ありません。
だけど、力を抜くことの大切さがどれだけ大切か。

育児ノイローゼ、本当にこわいです。
性格ほんとうに変わります。
周りがみんな敵に見えて、誰にも辛いとか言えません。

20時にトイレに行きたいと感じても、ずっと起きているにも関わらず朝7時まで我慢したりしてしまったほどです。

孤独で、しんどくて、余裕なんて1ミリもなくて、ずっと赤ちゃんのために神経研ぎ澄ませて、ヘトヘトで、24時間うっすら&めっちゃ憂鬱なんです。

ゲームでもテレビでもなんでもいい、自分がリラックスできる時間は絶対に取るべき!

かねまる
かねまる
もしパパ側の方がこのブログを見てくれていたら、奥さんに「自分の時間」をたくさんプレゼントしてあげてください!
家事も無理のない範囲でやってくれると嬉しいです!!




育児ノイローゼになって学んだことを生かす

サムズアップ

長男の出産で育児ノイローゼになったので、次男の出産からは何においても力を抜きました。

長男の時同様、里帰り出産をさせてもらいました。
同じ母乳育児推奨病院でしたが、“母乳の出が悪ければ混合”を選択。

授乳はあいかわらずへたくそだったけど「そのうち体重も増えるでしょ~」と気楽に過ごしました。

授乳室に行くのはたまにだけ。
夜中は入院していた個室で授乳。
赤ちゃんが寝ていたら、起こして授乳もしなかったので8時間寝続けてくれることもありました。
気持ちが楽だからか、食欲もあり病院食じゃ足りないほどでした。

退院して実家に戻ってから、あいかわらず両親に心を許すことができませんでしたが、自分の為に罪悪感は消して「お風呂に行くから赤ちゃん見てて」「眠いから10分だけ寝かせてほしい」など必要なことはちゃんと言うようにしました。

トイレは、赤ちゃん(次男)がたとえ泣いていても部屋に置いたままササッと行っていました。

長男の時は「トイレに行くときも赤ちゃんから目を離してはいけない」と指導されていたので毎日我慢していましたが、冷静になってからは「あれは病院の中で目を離しちゃダメってことだったんだな」とわかります。

当時は病院で言われたことがすべてだと思っていたので、実家でも忠実に守っていました。なんてバ・・・、真面目なやつ(^_^;)

力を抜いたことで格段に楽しく新生児育児をすることができました。
私のように神経質な人は特に育児ノイローゼになりやすいかもしれませんね。

気を遣わず誰かと話すことや、自分の好きなことをしてリラックスしたり、ストレス発散することが、楽しく育児ができるかどうかのカギになるのではないでしょうか。

育児ノイローゼになっていると、自分が精神的におかしくなっていることに気づくこともできない。

私は里帰り出産がもうすぐ終わる!と意識しだしてから徐々に正気を取り戻したような気がします。

産後、旦那さんでもご両親でも、もし甘えられる環境にいるならばたくさん甘えるべきだと思います。
たくさんの笑顔や優しい笑い声の中で大切な我が子の成長を見ていけたら素敵ですよね!

これから初めての出産を控えている方は、力を抜いて初めての新生児育児に挑んでくださいね。

趣味はありますか?
なんでもいいんです。辛い時はテレビでも見てリラックスしましょう。
眠れない日があったとしても、きっと楽しく育児ができるはずですよ。

自分を追い詰めないで。自分を甘やかしていい期間です。
頑張りすぎなくて大丈夫です。

睡眠第一!趣味も第一!
お互い育児頑張りましょうね。

最後までお読みいただきありがとうございました。