こんにちは、かねまるです。
今回は、育児中のママやパパに是非知ってほしい1冊を紹介したいと思います。
『はやくはやくっていわないで』
私がこの絵本に出会ったのは、今から4年ほど前。長男が2歳になるちょっと前くらいでした。
長男の誕生日に、私の母が『はやくはやくっていわないで』と『いちご』をプレゼントしてくれたんです。
『はやくはやくっていわないで』を何度も読み聞かせしていると、育児中の親なら誰もが気づくことになるでしょう。
これは、子供の為だけの絵本ではありません。読み聞かせをする親のほとんどがドキッとしてしまうようなメッセージが書かれています。
私は、『はやくはやくっていわないで』のメッセージに気づいた瞬間から今日まで、間違いなく『意識』して育児と向き合ってこられました。
子どもたちとの関係に、大きな良い影響をもたらしてくれた1冊です。
『はやくはやくっていわないで』の大まかな紹介
益田ミリさん作、平澤一平さん絵。出版社はミシマ社です。2010年10月30日に発刊されました。
54ページありますが、上の写真のように文章は2ページにひとことふたこと。3歳くらいの子供であれば、ひとりで読むことだってできそうです。
『はやくはやくっていわないで』の題名から、だいたいの内容は察することができるので、詳しいネタバレはしません。
小さな子供から、子供と関わる大人まで、年齢問わず読まれるべき本だと思いました。この絵本は図書館などで借りるよりも、家に置いておくことをおススメしたい1冊です。その理由は最後に書きたいと思います。
親に対する大切なメッセージ
『はやくはやくっていわないで』という題名からわかるように、この絵本には、特に小さいお子さんがいるパパやママ、その家族たちに対するメッセージが含まれています。それは、育児をしていく中で非常に役に立つメッセージです。
先ほど「良い影響をもたらしてくれた」と書きましたが、この絵本の「はやくはやくっていわないで」というフレーズだけで例えを出してみたいと思います。
以前の私は、急いでいる時やイライラしている時、自分の意思を優先させてしまう時がありました。子供の気持ちを考えるよりも先に自分の意見を言ってしまったり、時には怒鳴ったり。
自分の中の予定だとか、当たり前のことをしてくれないイライラ。思い通りにならないもどかしさがいつのまにか怒りに変わっていたんです。
無意識にそんな母親になってしまっていた時、『はやくはやくっていわないで』を読みました。読めば読むほど、『子供は、意思をしっかり持った1人の人間である』という事実を改めて実感することとなりました。
このように、私は『はやくはやくっていわないで』という絵本からとても大切なこと・決して忘れてはいけないことを学びました。
何度でも読みたい!子どもと読むから意味がある!
『はやくはやくっていわないで』を家に置いていておいてほしい理由、それは育児はうまくいかないことの連続だからです。
読みたい瞬間は何度も訪れます。お母さんだって人間です。憂鬱な時もあればしんどい時もあるんですよね。子どものために…とわかってはいても、いつも理想の母親でい続けることは難しいのです。
そんな時に一人でこっそり読むときもありますが、一番大事なのは子供と一緒に読むことだと私は思っています。
『はやくはやくっていわないで』を読むことで、子供自身が気づくことってたくさんあると感じました。そのひとつをあげると、成長・できること…なんだって人と比べて焦る必要なんてないってこと。
幼稚園や保育園に入ると、お友達と比べてしまう瞬間がやってきます。兄弟と比べてしまうこともあるかもしれません。
『はやくはやくっていわないで』を読みきかせてあげると、「そんな必要ないんだよ」「みんなちがうのが当たり前なんだよ」ということが教えられるはずです。
育児にイライラしてばかりしてちょっと疲れちゃったママやパパ、大切な人にプレゼントするいい絵本をお探しの方、『はやくはやくっていわないで』はとっても素敵な絵本ですよ。
機会があれば、是非一度手に取ってみてくださいね!最後までお読みいただきありがとうございました(*^_^*)
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